用語解説

【県立高校】推薦入試廃止!?2025年度以降から特色入試を検討!

現在の推薦入試から特色入試へ検討はじまる

岩手県教育委員会は現在実施されている県立高校推薦入試から【特色入試】の導入する案をまとめました。開始時期は2025年(令和7年度)を予定。

特色入試は今までの推薦入試と異なり、同じ志望校の一般入試にも必ず出願することが条件。試験の日程も現在の1月下旬の推薦入試から3月上旬の2日間に集約し、特色入試と一般入試の学力検査を2日間連続を行うスケジュールとなるようです。

特色入試では、推薦入試に必要な中学校長の推薦が不要となることです。よって自己推薦で出願できるというのが一番の特徴。(各中学校枠の都合で推薦をもらえなかったということもなくなります)

また、各高校ごとにあった推薦条件の部活動実績等も不要となり、各自で取り組んでいるスポーツや文化活動の成果なども評価の対象になります。それぞれの実績を志望校に提出し、調査書と実技、プレゼンテーションなどで合否を決める仕組みとなるようです。

【特色入試】はまだ確定したわけではなく、12月1日から意見を一般の方に募るようです。詳細がわかり次第こちらでも掲載したいと思います。

 

特色入試のメリット・デメリット・気になった点

既に特色入試が採用されている公立高校も増えてきているようです。

しかし、調べてみると各都道府県でルールが違っているようにも見受けられます。

・特色入試と一般入試それぞれ別の高校を選べる地域

・学校推薦と特色入試と一般入試がある地域

・特色入試と一般入試までの日程(一般入試の勉強もできる期間がある地域、無い地域)

 

また、こんな情報も

・特色入試の条件にすべて該当していても先生から志望校提出をしないように説得された(他に問題があるの子かもしれません)

・実際の合格基準が不明瞭。特色入試は宝くじのようなもの。受かる可能性かなり低い。

・特色入試と一般入試は別物。特色入試で不合格の場合、五教科の勉強時間が少なくなるリスクがある(不合格率が高まる)

・一般入試よりも将来を見据えた上で選択する必要がある

 

◆気になった点

・推薦入試の場合は学校側も合格できるように色々面サポートしていましたが、自己推薦の場合の学校の対応はどうなるのでしょうか?

・岩手県の連日開催のスケジュールは他県の情報から見ても厳しいのでは。

・不来方高校と盛岡南高校の統合、一関工業高校と水沢工業高校の統合のタイミングでこの制度を採用することは、より人気校に入学希望者が集まる要因にもならないでしょうか。(例年なら普通に合格できたレベルの生徒が振り落とされる等)

・現状であれば推薦合格者は2月には進路が確定。その制度があることで助かる家庭、なくなることで困惑する家庭もあると思います。

・私立高校と公立高校を併願することがより難しくなり、スポーツや一芸に秀でている生徒、親子ともに進路を早く確定したいなどの理由で私立高校進学が選ぶ人も増えそう。そして公立高校も人気校に受験者が集中し、不人気校との格差が更に広がることにも。(よって廃校と統合に拍車がかかる)

 

とりあえず以上です。

既に受験を終えた子、これから受験する子を持つ親としてはそういうところが気になりました。(あくまでも個人の感想です)