転科合格・回し合格・スライド合格
結論から言うと様々な呼び方はありますが意味は同じです。
「回し合格」または「廻し合格」または「スライド合格」とも呼ばれ、簡単に言うと出願時に申請することで希望する科よりも低い難易度の科に合格できる。というものです。
もう少し詳しく言うと、高校入試における転科合格とは、複数の学科やコースがある学校について、第一志望の学科やコースで不合格だったとしても、条件を満たすことで第二志望、第三志望の学科やコースで合格となる制度のことです。
主に複数学科やコースがある私立高校で採用されている他、第一志望以外（総合選抜、第二志望、第三志望など）で指定可能とする公立高校でも採用しているところがあります。
中でも入試功績以外の要件…例えば「学力を均等に」や「通学などの利便性」などによって総合選抜の回し合格が決まるケースもあります。
注意が必要なのは、たとえ第一志望で落ちて第二、第三志望で合格になった場合も公立高校では入学義務が発生するという点です。
ちなみに私立高校の場合では、出願時から特進コース以外の併願を設定することも可能です。
転コース合格とは
高校には普通科しかない学校もあります。この場合、同じ普通科でも進学を目的とした特進コースなど「科」ではなく「コース」が複数ある学校で転コース合格が採用されます。
第一志望の特進コースで不合格であっても、他の進コースの生徒よりも上位成績者であると判断された場合、特進コースではなく進学コースで合格できる。というものです。
言葉は違えど先に説明して回し合格や転科合格と同じで、違いは「科」なのか「コース」なのかの違いだけす。
まとめ
岩手県内の高校の全てで転科合格が採用されているわけではありません。
これは受験を出願する際に転科合格を希望するか否かを受験生が決定し、出願時にその旨を設定して高校側へ提出することになるため、この制度は受験生の全員が該当するわけでもありません。
あくまでも希望者のみです。
そのため高校受験の際は受験を希望する学校で転科合格が採用されているかどうかもチェックしてみてください。
