コラム

岩手県内各高校の新コロナウイルス対策について

2020年4月26日現在、岩手県内のコロナウイルス感染者は47都道府県の中で唯一0人となっております。

しかし、他の都道府県と比べて検査人数が少ないことや他県ナンバーの車、観光客や帰省者もいることから隠れ感染者がいる可能性も否定できません。

マスクや消毒液の入手が難しい状況も続いておりますが、手洗いうがいや室内換気など出来ることは行うようにしましょう。

岩手県内の各高校の新型コロナウイルス感染症対策について

高校ごとに3密(密閉、密集、密接)にならないように行事の簡略化や中止になってます。

県立高校では現時点では通常通り普通登校です。

私立高校では普通登校のところもありますが、花巻東高校が入学式の翌日から4月19日まで新入生の1年生のみを休ませたり、水沢一高では4月20日~5月6日まで臨時休校とするなど私立高校ならではの独自の取り組みをされている学校もあるようです。

国立の一関高専は5月10日まで休校のため、まだ新学期がスタートしてません。
始業式が11日、入学式が12日の予定になってます。
国立一関高専は1学期終了までオンライン授業に変更になったようです。

高校だけではありませんが毎朝の体温チェックは必須になっています。

また、生徒本人がいかなる理由にせよ春休み中に7都府県に行った場合は登校させない学校、両親並びに同居の家族が仕事等で7都府県に出張した場合も自宅待機させる学校もあるようです。(生徒本人による自己申告制のようです)

たらればになりますが、そこまでやるのなら7都府県からの実家に戻ってきた家族がいる生徒も14日間自宅待機にするべきでは?とか、親が務めている企業の社員誰か一人でも7都府県に行ったものがいたら(逆に7都府県から取引先が来社したら)社内感染の可能性も100%否定できないのでその場合も自宅待機扱いにするほうがよいのでは?と個人的には思いました。

コロナによる部活動への影響は?

コロナ感染者がまで出ていないのもあると思いますが県内の感染者0人のためにが各校によって対応にバラツキがあるようです。

スポーツが盛んな学校ではコロナ対策をしながら活動している部もあるようですし、周囲に合わせて自粛している学校もあるようです。

文化部の方は周囲の話を聞く限りではコロナ前とあまり変わらないところと自粛しているところがあるようです。そもそも積極的に活動していない帰宅部のような部だから特に変わりないというところもあるようです。

私見ですが文化部の方がまだ肌寒いこの時期は3密になりやすいので運動部よりも注意が必要だと思います。

 

運動部、文化部ともに言えることですが少なくとも今年上半期に行われる大会はすべて中止になると予想されます。

今年で72回目になる岩手県高校総体も初の中止が決まりました。本当に残念です。

コロナ感染者が出た場合、どうなるのか?(予想含み)

感染者が1人でも報道された時点でいろいろと規制されてくると思います。

しかし、広い岩手ですと最初の感染者が仮に人口が多い市町村、沿岸地域、県北部、県南部かでも初期の対応が違ってくるような気もします。もし学校もなく人口密度も少ない地域でしたら当面様子見なんてこともありえそうです。

その後は感染状況にもよりますが拡大した場合は遅かれ早かれオンライン授業化の話も出てくると思います。(熊本市では限定的に小中学校でオンライン授業がスタートしました)

昔でしたら、住んでいる地域の高校を選択してましたが今では自分が進みたい進路を選択し電車やバスを乗り継いで遠方の高校に通う方も増えてます。
コロナを気にして公共交通機関のバスや電車などに乗りづらくなると思いますし、通わせたくない、通いたくないという意見も出てくるでしょう。

だからといって親が車で送迎していくのにも通勤時間が重なったり、距離的な理由で厳しいと思われます。(同じ学校に通う友人の親に送迎していただくのも感染リスクと捉えかねない)

コロナを逆手に取って本州で一番広い岩手だからこそ、積極的にオンライン授業を取り入れ全国モデルとして進んでいくのも一つの方法かもしれません。

仮にオンライン授業が普及したとして、コロナウィルスが落ち着いたときには今まで通り学校に通学する生徒、授業のみオンラインで部活動に学校に向かうなど色々な選択肢があっても面白いのではないでしょうか。

最後に

岩手県内でもマスクが入手困難ですが、盛岡白百合学園高等学校のホームページに手作りマスクの作り方をいくつかまとめて掲載されていたのでご紹介したいと思います。

是非参考にしてみてください。
手作りマスクの作り方まとめ